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2004/12/26

N1 の始まり-その2

※これは以前のブログサイトに掲載されていた記事を移行したものになります。

 こんばんは。

 さて、前回の N1 Grid ネタでは N1 Grid(当時は N1) は誰が考えたのかという話でしたが、たぶん Rob Gingell になるのだろうなと思ってます。Rob Gingell はかつて Sun Fellow であり Sun の次世代テクノロジーを担う Architect でもありました。その彼が N1 Grid を始めて世の中に発表した時より4ヶ月前に、N1 コンピューティング環境における運用の原理原則をまとめた270ページにおよぶ社内用ドキュメントをリリースしています。また、その半年ほど前には既に N1 をテーマにしたプレゼンテーション・ピッチを作成してその構想を社内で紹介していました。

 そしてその成果は彼の当時の上司であった Sun の CTO である Greg Papadopoulos が 2002年9月に "The Next Big Thing" というタイトルで N1 構想を明らかにしたのです。当時の彼の話の中で、非常に印象深い言葉がありますが、それは以下のようなものでした。

 "If the network is the computer, what is the computer that is the network?"

Sun が創業以来変わらぬ Vision として掲げている ”The Network Is The Computer[tm]” が、近年の IT 業界における著しい技術革新の前に現実のものとなりつつある。では、ネットワークがコンピュータそのもの(The Network Is The Computer[tm])だとしたら、そのコンピュータはどんな姿をしているのだろうか?

 SunのChief EngineerであるRob Gingellが投げかけたこの質問は、単純ですが鋭く本質を突いたものでした。

 そして、Rob Gingell は Sun の次世代データセンター構想のアーキテクチャを自ら社内向けのドキュメントにまとめ上げ、その自らの問いに対する答えとして Sun の次世代データセンター構想「N1」を明らかにし、発表当時の Greg の言葉を借りれば、「Sunの長期的ビジョンそのものであり、サービスオンデマンド実現に向けた支援と付加価値を求めるお客様へのSunの回答である N1 Grid を通じて今後20年間の発展の基礎を築き、お客様のニーズに応えていく」ための取り組みの第1歩を踏み出したのです。

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