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2005/03/11

第4回丸山セミナー参加してきました

一昨日、コンポーネントスクエア主催の「2004年度第4回丸山セミナー」に参加してきました。
※ちなみに昨日はJava Computing 2005 Springに参加してきました。こっちも面白かったのでそれはまた後ほど。

このセミナーはコンポーネントスクエアという会社が企画・運営しているもので、今年で3年目になります。丸山先生は稚内北星学園大学の学長をされています。稚内北星学園大学は非常にユニークな大学で、その紹介だけでひとつ書けそうなんですが、今日はそれは割愛させていただくとして・・・

で、そのセミナーですが、今年のセミナーのテーマとして、「EJB3.0」、「SOA」、「Java10周年」の3つを掲げてのレクチャーシリーズの4回目になります。

今回のセミナーは仕事の都合で全部は参加できませんでしたが、2つだけ出たかったセッションには参加してきました。1つは丸山先生が講義する「Annotation 入門」で、もうひとつは富士通研の岸本さんがスピーカーの「GGFおよびOGSA-WGの最新動向」です。

ワタクシ、正直Javaには全然疎い人で、外資系ITベンダーに身を置きエンジニアとしてのキャリアの方が長いのですが、Javaからはずっと距離を置いて過ごしてきたのです。が、転職した先でのお仕事の関係で、どうしてもJava、J2EEといったものに取り組まざるを得なくなりまして、こうしたイベントに参加しては知識を得ようと悪戦苦闘の日々をおくってるというワケです。。。

とかいってもまだまだ知識不足で、Javaのプログラミングもほとんど理解してないので、ひとつめの「Annotation入門」は「入門」といいつつ前提知識不足を露呈してほとんど理解できずって感じで何も書けまへん。。

なので、もともと前の会社でも担当業務のテーマのひとつだったGrid Computing関連のセッションでの内容を。


■「GGFおよびOGSA-WGの最新動向」

富士通研の岸本さんはOGSA-WGの共同議長を務めている方ですが、GGFの運営委員もされているというのはこの日初めて知りました。日本からはもう1名、東工大の松岡先生が運営委員をされているそうですが、日本の技術力やGrid Computing発展への貢献度を考えると、日本人がもっと運営委員に名を連ねていてもいいのにちょっと残念とコメントされてました。

今回のセッションで印象に残ったのはこんなことでした。

●OGSAはグリッドのための、Webサービス技術仕様に基づく、サービス指向アーキテクチャ
以前はOGSAの定義や説明の時にサービス志向アーキテクチャ(SOA)というワードは出てこなかったような気がするんですが(私が気がつかなかっただけでしょうか)、ここ1年くらいの間に出てくるようになった気がします。
●GSA-WGの役割
セッションの中ではOGSAの役割として以下のように説明していました。
機能のハイレベルセマンティクスを定義
少人数のデザインチームを作り、特定のサービス(群)を集中検討する
詳細インターフェース仕様は定義しない
他の専門WGに依頼する
新規に専門WGを立ち上げる
Complianceテストは提供しない
GGFのスコープ外

最後のComplianceテストの提供はGGFの範疇外ということですが、つまりこれは、各ベンダーがOGSAを標準仕様として製品に実装した際、当然「標準準拠」と言うわけですが、基準となるコンプライアンステストがないので仕様の解釈の違いなどによって実装が異なり、結局相互接続性が確保されないという懸念が出てきます(OGSAに限らずよくある話ですが)。

これをOGSA-WGのみならずGGFとしてスコープ外と言っているので、どこかがやらないと結局市場で使える標準化技術とならないかも知れません。個人的に思うのは、こういうところをGrid Computingに取り組む有力ITベンダーが、Gridをビジネス用途で使える基盤として広めていくことを目的として設立した、Enterprise Grid Allianceが参加ベンダー、ユーザー企業の中でレビューし、コンプライアンステストを策定してベンダー間でコンセンサスの取れた基準を提供していけたらいいのにと思うのです。

●2005年末までに、OGSA基盤機能準拠の実装を開発するため、Basic Profileの策定を最優先課題

2004/12のOGSA-WGの会議で合意したこととして、OGSAプロファイルの策定があるとのことです。WS-IのBasic Profileと同じような目的ですが、OGSA準拠のシステム間での相互接続性を実現するため、実装のガイドラインとなる複数のProfileを策定するということです。OGSAは先進的ではあるが現実的には実装に至らないという声に応える形で、Basic Profile 1.0を2005/09までにドキュメントを正式に公開し、2005/末までに参照実装を提供するのが2005年の大きな目標のようです。

●GGF13で組織の再編を発表予定

GGF13は3/14~16に韓国ソウルで開催が予定されていますが、そこでいくつかOGSAに絡む発表があるようです。

もともと研究分野でのGrid利用から発展してきたGGFですが、今後はEnterprise Gridへの取り組みにシフトしていくような動きも見られ、それにあわせて組織・エリアの再編をするらしく、OGSA関連でもいくつか動きが見られそうです。

OGSA関連では、既存のResearch Group、Working Groupでは足りない仕様の策定が必要と判断され、Byte IO WG(データのI/O関連、特に読むほう)、Basic Execution Service WG(Jobの投入と管理)、Naming/RNS(Naming Service/Policy?)という、3つのOGSA関連WGの設立準備会がGGF13で発足するようです。


長くなりましたが、新しい会社で日々勉強ということで、これからもこうしたイベントには積極的に参加して世の中の動きを見極めつつ、担当業務に生かして結果に結びつけていきたいと考えている次第です(うーむ、ここのところ、われながらマネージャにゼヒ見てもらいたいくらいスバラシイ心構えっす)。

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コメント

当日その場で資料を修正されていました。その最新資料がダウンロード可能になっています。よろしくお願いいたします。

投稿: きの | 2005/03/11 19:38

きの さん、

コメントありがとうございます。

助かります。
さっそく資料を確認させていただき、間違いがあったら直しておきたいと思います。

なにしろ、走り書きのメモをもとに書いたものですから、自分でも読めない文字があったりで少々内容に自信がなく・・・

またぜひ御社の企画するセミナーに参加させていただきたいと思います。
こうした有意義なセミナーを数多く企画されるのは大変だと思いますが、今後も期待しておりますのでよろしくお願いします。

投稿: あびぃ | 2005/03/11 22:53

はじめまして

僕のページにお越し頂いた御礼を
兼ねて書き込みをさせて頂きます。

東京でGGFが開催されて以来、この分野に
関するウオッチを怠けていました。
今回このような形で最新情報を頂戴出来た事は
非常に嬉しいです。

ありがとうございました。

投稿: 伴大作 | 2005/03/12 11:11

伴さん、

お立ち寄りいただき、また、コメントもいただきましてありがとうございます。

たまーにですが、こうしたイベント、セミナーに出てはその内容を書いたりしております。

また機会がございましたらお立ち寄りいただけると嬉しいです。

投稿: あびぃ | 2005/03/13 14:14

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