« 夏休みサービス | トップページ | うーん、はたらきすぎ。 »

2006/08/13

我が心の師

あるじが一番最初にテニスラケットを持ってボールを打ったのは小学校2年か3年の頃。母親がロシアでの生活の暇つぶしに遊びで始めた週1回だかのテニス、それに夏休みの間だけくっついて行って、コーチについでに少し教わって。その時はまだ野球の延長みたいなかんじで遠くにかっ飛ばすことが楽しかっただけ。

その後、中学校2年から3年にかけてだったと思いますが、コーチについてプライベートレッスンでテニスを本格的に。その時に初めて自分だけのラケットを買ってもらったんです。イギリスに旅行に行ったときに買ってもらったのが、mかつての名器、Wilson T2000。

そのラケットを駆使して、当時ビヨン・ボルグやジョン・マッケンローとテニス黄金期を築いていたかつての名選手、それこそがテニスにおけるわが心の師、ジミー・コナーズ(本名:James Scott Connors)です。

私の時代だと、コナーズだともうやや全盛期を過ぎたと言われてる頃で、マッケンローかボルグってのが2大スターでした。実際、そのプレースタイルや激しい気性なんかは、今でもこんなプレイヤーはいないし、今の時代に現れても驚愕と衝撃を与えてくれるであろう、ジョン・マッケンローが大好きでした。

しかし、試合に臨んでのその姿勢と、劣勢にあっても一歩も引かないその気持ちの強さに惹かれ、我が心の師はコナーズとなったのでした。

コナーズは、かつての名選手たち、ケン・ローズウォールやジョン・ニューカム、マヌエル・オランテスらを、それまでにはない超攻撃的なプレースタイルで打ち破り、その地位を確固たるものにしたんですが、当時はそれをパワーテニス到来のように言ってたように聞いています。

でも、実物のコナーズはそんなに大きいわけでもなく、体格もさほどではないし決してパワープレイヤーではないとあるじは思ってます。むしろ、そうではなかったために当時としてはめずらしいライジングショットを多用したり、フラットドライブで速い展開の試合運びでペースをつかみ、アプローチで勝負して(ボレーで勝負するタイプじゃないんで)ネットを奪ってボレーで決めるみたいなテニスが生まれたんだと思います。

コナーズって、あれほどのプレイヤーにしては意外と欠点もあって、フォアハンドは現役を引退するまで弱点だったし、上系のショットは特に強いわけでもなく、したがってサービスも左利きであるということの他は特に早いわけでもキレるわけでもないサービスだったと記憶してます。よくネットプレイもしてたけど、決してマッケンローやエドベリのように、ネットに出てこそ真価を発揮する、あるいは、アプローチまでの流れが多少悪くてもネットでリカバリできるというタイプでもないです。実はけっこう、不器用なんじゃないかと思うくらい。

しかし、どのプレイヤーと比較しても絶対に劣ることはないものが、攻める心。アグレッシブとはまさにこのこと。劣勢にあって一歩も引くことなく果敢に挑んでいくその姿は、プレースタイルによってなせる業ではなく、コナーズの超攻撃的な姿勢を持ち続けられるだけの心の強さこそが生み出しているんです。

1982年のウィンブルドンで、当時既に力の衰えと引退をささやかれていたコナーズが、前年覇者で絶好調だったマッケンローを30歳のときに破って優勝したことといい、1991年には39歳のノーシードでありながらセミ・ファイナルまで進出。敗れたものの、その相手はその年の優勝者で全盛期だったかつての世界No.1、ジム・クーリエ。

気持ちの強さで勝ち続けた男、ジミー・コナーズ。

我が心の師の名前を久しぶりに目にしたのは、かつてはロジャー・フェデラーのライバル一番手で世界No.1にもなりながら、今年に入って絶不調のアンディ・ロディックのコーチに就任したというニュース。

アメリカの不振は深刻で、今年のウィンブルドンで、たしかアメリカ勢は男女ともにシングルスベスト8に一人も残れなかったはず。

常勝アメリカの栄光がすたれつつある中、今年の全米オープンで、あるじの注目一番手はアメリカの負けじ魂の象徴のようなコナーズから、そのスピリットを注入された(はず)のロディックです。

全米、ちょっと楽しみ。

|

« 夏休みサービス | トップページ | うーん、はたらきすぎ。 »

コメント

T2000 というと...

liquid metal のターミネーター T2000

or

SunFire T2000

なんちって。

そうか、もうすぐ、US Open ですなぁ。


投稿: ひろん | 2006/08/14 23:42

なーに言ってるんだか・・・

そうそう、ちなみにT2000てストリングスの張り方が特殊で、自分では最後までやり方がわからんかった。

今持ってる機械とツールだけじゃ張れないらしい・・・。

もうT2000張れる人も少ないだろーなー。

投稿: あるじ(abee) | 2006/08/19 06:48

T2000,真ん中はずすとしびれるんだよねぇ。

投稿: やました | 2006/08/19 07:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73545/11422530

この記事へのトラックバック一覧です: 我が心の師:

« 夏休みサービス | トップページ | うーん、はたらきすぎ。 »