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2008/11/16

今なお先端のプレイスタイル

クルム伊達選手、全日本選手権、優勝してしまいましたね。すごいことです。ですが、本人もコメントしてる通り、国内中心に戦ってる現役プロ選手は、これからツアープロとして何をすべきか考えて実践し戦っていかないと、向こう1~2年で国内でしか戦えないプロになってしまうに違いないですね。ほとんどの男子プロのように。

一番驚きというか、すごいと思うのは、そのプレイスタイルが現役引退から11年以上たった今でも斬新でユニークなスタイルということです。

たしかにまだ海外のツアープロとの対戦は少ないですが、それでも今大会でクルム伊達選手に敗れた日本人ツアープロの中には、中村選手のようにWTAでも60位台でプロとして海外ツアーもそれなりに経験している選手もいて、そうした選手たちですら、これだけ早いタイミングで打ってくるプレイヤーと対戦したことがないと言わせるくらいの稀有なスタイルと言えます。

クルム伊達選手のようなスタイルで戦いこなせる現役の若い選手がいたら、世界でもかなりの上位で活躍できるだろうと思えます。

38歳のクルム伊達選手、きっと本人もわかってるんだろうと思いますが、やっぱり引退当時の方が体力的にはアドバンテージがあったはずです。どれだけ経験値が高くて瞬間のパワーは戻せても、年齢的には俊敏性の継続性や強い負荷に対する耐性の持続、疲労からの回復力は当時のようにはいかないはずです。この優勝後に来年の全豪オープンへの参戦を表明しましたが、海外ツアーに出れば、そのギャップはますます感じることになるんだと思います。

それでも日本では現役の若手を相手に全日本で勝てるくらいのコンディションを作り上げてくるところはさすがとしか言いようがないですし、1試合だけならWTAの20位以内の選手とやりあえるんではないかと思えるくらい7ヶ月前に現役復帰してからのパフォーマンスの向上が著しい。

ぶっちゃけ、最近テニスつまんねーなーと思って観るのもやるのも遠ざかってましたが、クルム伊達選手に感化されて、またやりたいし試合も見に行きたいと思うようになりました。プレイするのはもちろんですが、他人の試合を観るとホント勉強になるし、プレイしたいっていう気持ちが沸いてきますからね。

一方、クルム伊達選手ばかり注目されてますが、ベテランではなんと言っても杉山選手の凄さが際立っています。

クルム伊達選手もすごいのですが、若くして現役を引退したおかげで本人にとっては良かったかも知れませんが、テニス界としては痛手だったことは事実です。また、引退したおかげで気持ちもリフレッシュできて、引退間際は結構故障が多かったらしい体の方も休めることができ、結果的に年齢は高くなっても現役復帰できる素地ができたのではないかと思います。

でも、杉山選手は伊達選手引退後の女子テニスを10年以上にわたって牽引し、プロとしての現役生活も16年と、これだけ長い間トップクラスの現役選手として続け残してきた実績は、クルム伊達選手も決して超えることのできない偉業です。WTAの自己最高が8位とシングルスでも1桁台を記録し、33歳のいまでも30位台をキープし、ダブルスはいまだ1桁台。

当時の伊達選手の引退は本当に痛手だったと思いますが、その後の10年、杉山選手がいなかったらと思うと・・・。松岡選手引退後の男子テニスのようになっていたことでしょう。男子はそれでも錦織選手が出てきたので、まだ細いですが強い光の筋が見えてきましたが、女子には錦織選手のような存在がまだいないんですよね。

森田選手がもっともその位置に近いんだと思いますが、杉山選手とクルム伊達選手には、森田選手はじめ若手の有望株の超えなきゃいけない壁として立ちはだかってもらって、若手選手の成長を加速させるような刺激を与え続けてほしいです。逆に若手は、この1年以内に二人とも撃破して、さっさと世界を主戦場として戦いにいくくらいの気合が必要ですね。

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